フェリーで旗津半島へ、海の幸を堪能・市場で買い物:家族で台湾縦断旅2019(5:2日目-3)
旗津半島で観光&海の幸
台湾・高雄の地下鉄MRT橘線に乗って、終点の西子灣站まで行き、フェリーに乗り換えて、旗津半島に渡る。
旗津半島は海産物で有名で、美味しい海の幸が手頃な値段で味わえるとのこと。
昔ながらの料理店や土産物屋、海産物市場などもあるらしい。
半島だから陸続きでも行けるんだけど、陸続きとなっている場所が高雄の中心街から遠いので、フェリーの方が便利らしい。
MRTの西子灣站は、1番出口がフェリー乗り場に近いようだ。

鼓山渡輪站(往旗津)というのが、フェリー乗り場・旗津行き。
徒歩10分くらいで行けそうだ。
駅の構内や駅を出たところで、レンタルバイクのお兄さんたちが客引きをしている。
高雄に住んでいたことがあるという友人に聞いた事前情報では、台湾ではバイクは自転車なみに気軽な乗り物で、二人乗りも普通、レンタルも人気、歩くと広い旗津に行くならオススメ!とのことだったが、初めての土地&車両右側通行で20年くらいブランクのあるバイクに乗る勇気はなかった。
●フェリーに乗る
★てくてく歩いていくと道しるべ

★鼓山渡輪站が見えてきた

★バイク用の通路 旗津の住民用と一般用に分かれてる

うっかり「一般遊客」の方を見て「車道」なのに通路に入ろうとしてしまった💧
★ヒトはこちら(笑)こちらも住民と一般が分かれている

旗津フェリーは、ICカードで乗ると現金の半額になる。
大人(12歳~65歳)は40元(140円位)が、20元(70円位)になるので、もちろん一卡通(イーカートン)でタッチ&ゴーだ。
バイクは40元(25元)、自転車は10元で載せられるようだ。
それにしても、交通費が安くて助かる!
★なんだか意外とファンシーな旗津フェリー

★フェリーに乗ってから、乗り場を振り返ったところ。

★出港!約10分ほどの道のり。隣のフェリー。

★あっちにもファンシーなフェリー、そして軍艦?

★やっぱり軍艦??

★高雄のビル群 青い空 いい天気!

★旗津のフェリー乗り場「電動渡輪」で・・・くまモンふう・・・??

★旗津についたら、バイクがいっせいに船から走り出ていった

●旗津の市場へ
さて、旗津渡輪站についたところで、あまりの暑さに、目の前のセブンイレブンで一休み(写真なし)。
汗をふいて水を飲んで、メインストリートへ。
まずは程なくして現れるはずの「旗津天后宮」にお参りするつもりだった・・・が、なんと、修復中で観覧できず。
★旗津天后宮、海の女神・媽祖が祀られているはずが・・・修理中

★その横にある鮮やかな祠というかなんというか
この裏で木片を投げて占いをする人がいたようないなかったような

海の女神にお参りできなかったのでちょっとがっかりしつつ、美味しそうな海の幸やお土産店を横目に、メインストリートをひたすら突っ切ってその先の市場へ!
★市場の中。そんなに大きくないけど、お店がずっと続いてる!

干した魚介類にさまざまな味付けをした、いわゆる珍味がものすごい種類、売られている。
パッケージ化されているものも多いが、とにかく「量り売り」が多い。
日本の衛生観念に洗脳されていると、普通に空気中にさらされた珍味は、ホコリとかハエとか大丈夫なの?!と、心配になってしまう。
上の写真にもちょっと写っているが、プラスチックのドームがかぶせてあれば良い方だ・・・。
また、干しエビや干し貝柱と香辛料などを煮詰めた旨味ソースの「XO醤」とその仲間たち、みたいな瓶詰めが果てしなくいっぱい売られていて、ものすごく美味しそう!ただ、旅の初旬であるオラ達は、ガラス瓶だし重たいし・・ということで諦めた(>_<)
★ムスメは、好物の麦芽水飴を!三角のビニールに包まれ、先っちょをチョンと切って、チューチューやるのだ。

この麦芽水飴、台に挿してあるのを見ると、水飴だけの棒と、水飴の先が黒くなっている棒がある。
黒いのは干し梅が先っちょに入れてあるというのだけど、台湾の干し梅は甘味料の味がキツイことが多いので、水飴だけのヤツをチョイス。
また、冷蔵ケースの上の看板「檳榔(ビンロウ)」は、噛みタバコ的な木の実のこと。台湾でも中高年の男性がよく噛んでいるらしく、街中どこででも売っているが、若い世代はほとんど手を出さないという。
子供の頃に読んだ本に出てきたので、一度見てみたいと長年思っていたのだが、麻薬的作用がちょっとあるとか、苦くて渋くて臭いというので、流石にチャレンジはしなかった。
★オラの市場でのお目当ては、これ。海苔。野生紫菜と書いてある。

★1枚が1センチ厚くらいあって、分厚い。100元(350円位)
お吸い物や味噌汁や麺類など汁物の具にするのがおすすめらしい。

この海苔、汁物の具にしたり佃煮にしたりすると美味しいと聞いていたので勢いよく買ったのだが、実は、半年たった今でもまだ食べていない・・・最近なんだか心が煮詰まっていて新しいことにチャレンジする意欲がなくなっていたのだ。そうだ、汁物に入れるだけなのだからサッサと食べればいいのだ。食べたら、旅行記のあとでレビューしようと思う。
海苔の他にはパッケージ入りの珍味を少しだけ買って、買い物終了。
オラは量り売りのものにもチャレンジしたいのだが、相棒とムスメが、こういう時はノリが悪いのだ・・・。
さて、市場をあとにしてメインストリートを引き返してくる。
ここで楽しみにしていた海の幸をお腹いっぱい食べるのだ。
●旗津海産物(海の幸の美味しい店)
メインストリートでも有名らしい「旗津海産物」という店に決めた。
店の前には、水槽や氷を敷き詰めた台があり、魚介類が所狭しと並ぶ。
ここから量り売りで買ったものを、炒める・焼く・煮る・蒸すなど調理法を選んで、その場で調理してもらう。
マレーシアのコタキナバルでも同じ方式のお店に行ったけど、こっちの方がお安いかもしれない。
★旗津海産店 目立ってはいるが、同様のお店がたくさんある。
どこが美味しいのかわからないので、とりあえず有名どころへ。

★生簀(いけす)

★こちらも生簀

★氷を敷きつめた台

価格は調理法より原材料で決まっていて、エビ・白魚(?)・貝・魚など、だいたい100元~150元、大きな魚やカニだと200元~という感じだったかなぁ・・・うろ覚えだけど、だいたい1皿350円~600円の間くらいだと思った。
生簀を見ているとおばさんが帳面を持ってやってきて、「これおいしい」「いためるとおいしいよ」「煮るか蒸すか」とか教えてくれる。帳面には調理法と日本語訳と値段が書いてあった。
★エビの酒蒸し 美味しい!頭としっぽはとって、胴体は殻付きでも食べられるくらい。

★白魚のフライ ちょっと高めだった?サクフワっとして美味しい あっさり味

★絶品の青菜炒め これはおかわりの価値あり

★炒飯も美味しい 薄味でパクパクいける

★大好物の貝 はまぐりっぽい 美味!!だけどこの食べ慣れないハーブ的な草が不要・・・

★ということで「不要草 只蒜頭」草は要らないからニンニクだけで!とおかわり。
もう絶品!これだけで5杯食べたいくらい美味しい!!

料理を7皿、ビール2杯、お茶で、3人たらふく食べて4,000円弱でおさまったと思う。
美味しかったし安かったし、量り売りで選んですぐ料理してもらうっていうリアル感が良かった!大人はもちろんムスメも美味しく食べることができ、旗津に再訪したら海の幸は外せないね!と言い合った。
お腹いっぱいだけど、ちょっとデザートも欲しい、けどあの洗面器のような大きなかき氷はヘビーすぎる、そして気温が暑すぎる、というわけで、旗津海産店の近くのファミリーマートで一休み。
★ちょっと甘めだけど日本のフルーツヨーグルトとほぼ同じ味。美味しい。

またフェリーで鼓山渡輪站に戻り、こんどは、高雄を流れる「愛河」を観光船で一回りする「愛之船クルーズ」から夕日を眺めに行くのだ。
うんうん、ここまでも非常に順調。旅スケジュールは非常によく組まれている(自画自賛、ホクホク)。
天気が良いので夕日を見るには最高だが、いかんせん、暑い。暑すぎる。
フェリーの鼓山渡輪站から歩いて10分で西子灣站、そこからMRTで2駅の市議會站で降りてまた徒歩10分でクルーズ船乗り場。
「暑いよ~ Uberで行こうよ~」とムスメが言うのも納得の暑さ&面倒さ。
フェリーを降りてすぐUberアプリで車を呼ぶと、ほんとにアッというまにUberさんがやって来て、清潔でエアコン冷え冷えの車に乗せて、クルーズ船乗り場へ直行してくれて、111元(388円位)。この便利さ、アナログなどこでもドアみたいで、便利すぎて困ってしまう。
さて、愛之船クルーズについては、次の回にて。2日目、まだまだ続く・・・。
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