オラの日常

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zoom RSS 雪降る夜に、おじいちゃんの旅立ち

<<   作成日時 : 2008/02/19 15:03   >>

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雪降る夜に、「ひいじい」ことオラの祖父が亡くなった。

12日23時57分に亡くなったので、オラに報せが入ったのは13日0時15分だった。

昨年末からかなり危ない状態が続いていたものの、99歳での死去ともなれば老衰であるからして、オラの中では、「危ない状態→容態悪化の連絡→危篤の連絡」というような勝手な思い込みがあった。それがいきなり「亡くなった」との連絡だったため、意外なほど急に思えて「なんか前触れはなかったの?」と思わず声が大きくなってしまったものだった。

13日に車で出発して山形を目指したが、大寒波の影響で、福島に入ってからは高速の路面が見えないほどの地吹雪と凍結、すぐ前の車両も見えず、カタツムリのようなノロノロ運転で粘り強く進むしかなかった。

13日から葬儀、初七日まで、雪のやむ日はなかった。
たまに晴れ間が覗いても、ゾクゾクゾクゾクと雪が降り、山形に住んでいても「2月になってこんな降りかたをするなんて」という声が出るほどで、しかし厳粛な気持ちに雪が合うような気がして、雪が降ることに意味があるように感じてしまった。
そういえば祖父の戒名にも「厳峰」という文字が入っていた。

数え年で100歳、大往生だった。
そのくらいの年齢の人にしてはやや小柄か普通くらいの背で、しかし胸板の厚さや手足の頑丈さは驚くほどで、85歳くらいまで、軽々と30キロ以上の荷物を運んだものだった。

その丈夫な身体は、若い頃にした苦労、戦争での苦労、その証拠であり、オラにはとても軽々しく書けるものではない。もしかしたら山形ママンがブログに書いてくれるだろうか?

オラの知っている祖父は、頑固だけれど家族を大事にし孫に目を細める元気者で世話好きの「おじいちゃん」だった。
10年以上も単身赴任だった山形ダディ、3交替のため夜勤や泊まりも多かった山形ママン、その両親にかわってオラと弟を育ててくれた、やさしいおじいちゃんとおばあちゃんだった。
労を惜しむということがまるでない、根っからの真面目な人だった。

おじいちゃんには正月に病院で会えた。
おじいちゃん自身はもう食べることも容易ではなく、周囲に人が居ることすらわかっているのかわからない状態だったが、曾孫であるぷくたんはしっかり「病院にひいじいちゃんいたねえ」と記憶してくれたところだった。
そのひいじいちゃんが亡くなって、眠っているようなひいじいちゃんを見送り、お骨になって葬儀があって、ぷくたんはその一部始終を見たけれど、何が起こっていたのかはわかっていないと思う。しかし、ひいじいちゃんの記憶が少しでも残ってくれればいい。時々、ひいじいちゃんの話をしようと思う。

相棒はたまたま激務のせいでちょうど今ごろになって「夏休み」をとっていて、夏休みの全てを返上し、おじいちゃんの葬儀にあてて奔走してくれた。
ありえない最悪の激務のあとで体調を崩している中、精一杯協力してくれ、相棒にも感謝だった。

同居していない祖父の弔事ではあるが、事情を話したところ、即座に一週間の休みをいただけた職場の皆さんにも、感謝だった。

喪主である山形ダディとママンの奔走・活躍はもちろんのこと、オラの弟夫婦の細かい気配りと働き、親戚の皆さんの厚い志とご協力、ダディ&ママンの友人の皆さんの気遣いとご協力、葬儀から初七日まで無事に終わったところだが、その一連の流れの中で、度々感謝の気持ちでいっぱいになった。

宗教儀式や地方のしきたりの一つ一つにも意味があるのも再認識した。
おじいちゃんの妻であるおばあちゃんを亡くした20年前、オラも葬儀から全て経験したけれど、その時には気付くことができなかったことを、たくさん学ぶことが出来た。

オラ達家族は、東京から車で駆けつけたものの、ほとんど役に立つことが出来ず、歯がゆい思いをした。皆さんには申し訳なかったなあ・・・おじいちゃんにも申し訳なかった。目の前の出来ることだけを片付けるのに精一杯で、広く気を配ったりできず、残念だった・・・。まだまだオラは精進が足りない。小さい子がいてもできることはたくさんあるはずなのになあ。

位牌等のお寺の関係のものには、全て数え年で100歳と刻まれた。
100歳まで生きて、亡くなった今も、こうしてオラに勉強することをたくさん与えてくれたおじいちゃん、本当に偉大だったと思う。ありがたいことだと思う。
忘れないことが供養になると思う。

※以前にいただいたコメントのお返事など、しばし遅れると思います。
申し訳ありません。





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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
お祖父さまのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
急なことでさぞびっくりされたことでしょう。
100歳まで生きた偉大なるおじいちゃん、ぷくたんの記憶にも残っているといいですね!
雪の中、山形までの移動は本当に大変だったと思いますが、はいむさんご一家揃ってお見送りできたことが何よりの供養になると思います。どうかコメントのことなどは気にせず、できる限り体を休めて、いつかまた元気な様子を聞かせてください。
たまちく
2008/02/19 15:34
お祖父さまのご冥福をお祈りします。
素晴らしい家族の中で100歳の大往生。
昔の人はいろいろ苦労はしたと思いますが
幸せな人生だったのではないかなと思います。
また、お祖父さまを支えていたお父様、お母様も
素晴らしいなと思います。
ほんと、先週は天気が悪くて大変でしたね。
お疲れが出ませんように。
betty
2008/02/19 17:14
山形ママンの所でしりました。
お祖父さまのご冥福を心よりお祈り致します。
1世紀、生きられて大往生でしたね。凄い事です。
私のご利用者さんも12月始めに100歳をお祝いして
年末に眠るように旅立たれました。
山形ママンやダディもほんとによくなさっていましたものね〜
きっと感謝なさって黄泉の国に旅立たれたと思います。
ママンはその頃、風邪で体調崩されていたはず・・
大丈夫だったでしょうか… ぷくたん、きっと覚えていますね〜
お祖父ちゃんを取り巻く皆様を見ていますと、
お祖父さんの徳が偲ばれますね〜  
nobara
2008/02/19 18:21
100歳で往かれたお祖父さんのご冥福をお祈りします。
お祖父さんの生きられた時代は日本の国にとっても激動の時代でした。その時代を築いてこられた立派なお祖父さんです。はいむさんにとってもすばらしいお祖父さんでしたね。
ママンさんもよく尽くされました。どうぞお疲れにならないように祈っています。はいむさんも疲れが出ませんように。ぷくたんもわからないながらにきっと覚えているとおもいます。
森の生活
2008/02/19 19:03
そういうことだったのですね。
そんなさなかに息子のことまで気にかけていただいて、申し訳なかったです。私も気が回らなくて・・・

お祖父さまが最後に置いていってくださったものが、この一週間を通してはいむさんの心に去来したものそのものだったんでしょうね。
みなさん書かれているように、ご実家の皆さんもほんとうによくなさっていましたものね。
皆で偲ぶ姿を眺めながら、幸せな気持ちで旅立っていかれたのではないかと思いました。

心からご冥福をお祈りします。
はいむさんご一家も、しばしご自愛くださいね。
のん
2008/02/19 20:59
お祖父様のご冥福をお祈りいたします。
私は幼稚園の頃、1度だけ曾お婆ちゃんに会った事があります。たった1度ですがその想い出は鮮烈で、今でもその姿を思い浮かべる事ができるほど。
ぷくたんもきっと覚えていますよ。思い出し、語る事が、何よりの供養だと聞いた事があります。ずっとお祖父様のお話をしてあげてくださいね。強行軍の疲れが残りませんよう、ご自愛ください。
日和
2008/02/19 23:47
合掌。
いいご葬儀でしたね。
残された皆さんのご健康をお祈りいたします。
みんちん
2008/02/23 12:25
はいむさん
この度は相棒さんと共に、また、ぷくたんも長い日にちになってしまい大変だったね。
ホテルの事や、運転の方などにも細かいお手伝いをしてくれてありがとう。
また、お勝手でも、みんなの間に入ってくれてありがとう。
こんな経験は、大変ですが、なにかあなたの役に立つときがあるでしょう。ひいじいもきっと褒めていると思います。
大きな柱をなくしたけれど、叔父叔母、兄弟達もみんな深いお付き合いの方たちばかりなので、これからもみんな協力してくれると思います。
四十九日にまた色々頼みたい事があるのでよろしくね。
体の調子を崩しているようですが、なんにもしてあげられませんが、頑張って乗り越えてね。
ママンも体調の方も良くなっていますから、心配しないでね。
もうすぐおひなさま。
今年は行けないけど、なにか送ります。

山形ママン
2008/02/25 16:46
お祖父様のご冥福を心よりお祈り致します。100歳ですか。大往生でしたね。でも、ぷくたんに覚えてもらっているなんて「じいちゃん冥利」に尽きますね。はいむさん・相棒さん、お体をお大事に。ご自愛下さい。

2008/03/01 00:36
★皆様へ★
温かいお言葉と、祖父へのお言葉、ありがとうございました。
長らくお返事もせず、申し訳ありませんでした。
いただいたお言葉をありがたく読ませていただき、糧にさせていただいておりました。
体調を崩しつつ日々を過ごしており、やっとなんとか落ち着いてきました。次記事で言い訳させていただいておりますが(^^; また徐々に復活したいと思います。よろしくお願い致します。
はいむ
2008/03/09 00:09

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