オラの日常

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zoom RSS オラの出産記【3】(長文&連載(笑))

<<   作成日時 : 2005/06/11 14:38   >>

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【3】をアップしようとしたら、文字数制限に引っかかってしまいました。長すぎだっちゅーの!とBIGLOBEさんにたしなめられた気がします・・・が、めげず、【3】【4】に分割してアップします。
お付き合いいただける方は、どうぞ、お気を楽にしてお読みくだされ。

注)ここから先は、痛いのが苦手な方にはお勧めしません。
↑オラ、注意を喚起しましたからね。知りませんよ(笑)。

***

深夜3時、鬼瓦のような形相で長い長い廊下を歩いて陣痛室へ移動したオラ。その廊下のなんと長く感じたこと・・・。陣痛室のベッドが見えたときはもうまっしぐらによじ登り、即座に横になったのだった。
(オラは横向きに寝てお腹を抱える姿勢が一番楽だった)

C助産士さんが来て挨拶してくれた。

「いよいよですね!頑張りましょう!」
「はい!!よろしくお願いします!!」

さっそく内診を受ける。

「・・・うーん、指1.5本分・・・おまけして2本分っていうところですね」

なぬ〜〜〜!!!
B先生のゴールドフィンガーで陣痛が強くなってから9時間もがんばったのに、0.5本分しか進んでないの??この苦しみはなんなの??
頭の中はショックでぐるぐる状態だが、口では冷静に「そうですか・・・まだまだなんですね(涙)」とおとなしく答える。

お腹にはNST(ノンストレステスト)という機械の端子が巻かれ、赤ちゃんの心音・胎動とオラの陣痛の強さを紙に記録することになった。
これはオラが早産の可能性があると言われたときや、出産直前の妊婦検診の時もお世話になった機械。その時のオラの子宮の張り(陣痛も子宮の張りの一種)は、グラフの10%程度で記録されていた。

今回の陣痛は約3分間隔でグラフに波を描き、陣痛のピークではグラフの振幅を振り切って、上端は平らになって計測不能である。痛いわけだ・・・あの時の10倍以上の強さなのね・・・。

C助産士さんが赤ちゃんの心音を見て「うん、赤ちゃん元気ですよ!」とニッコリ笑顔で励ましてくれ、しばらくその装置をつけておくことになった。

非常に非常に痛いのだが、新たなおもちゃ(NST)が目の前に置かれると少し気が紛れる。相棒も機械を覗き込みながら「あっ 来そう来そう」と言いながら腰をさすってくれる。

しばらくして、陣痛の波に特徴があることに気づいた。
巨大な陣痛の波(計測不能)が来て、おさまり、次の陣痛はやや小さい波(少し計測不能)、これを繰り返している。その上、3分間隔になったはずの陣痛がときおり5分間隔に遠ざかっている。

1時間ほどNSTで計測し、記録紙をC助産士さんが見に来てくれた。

「あれ〜。時々間隔あきますね?ん〜・・・まずはここでこのままがんばりましょう。ところで、トイレにはいつ行きました?」
「え?・・・えーと・・・忘れるくらい前です」
「じゃ、今トイレに行きましょう。膀胱におしっこがたまってると、陣痛の邪魔になることもあるし」
「ええっ む 無理ですっ」
「大丈夫、大丈夫。ただ・・・大きい方が出たくなってもいきんじゃダメですよ」

・・・3分間隔で来る痛みをこらえつつ、いきみを逃しつつ、トイレに移動しつつ、トイレでは「小」のみを出せって・・・。んな器用なことができるんだろうか?

「じゃあ・・・自分でチャンスを狙って行きます(涙)」

なんとか助けになるものはないかと周りを見回すが、トイレに行く助けになるものなどあるわけがない。
が、陣痛こらえ用の馬のようなイスが目に留まった。馬の背中にまたがり、ロッキングチェアのようにゆらゆらして、お尻を圧迫していきみを逃すイス・・・。
さっそく相棒に、

「ねえねえ、あの馬みたいなの、ベッドの横に持ってきてちょうだい。トイレから戻ったら、それにまたがってみる」
「わかった。効果あるのかね・・・?」

とりあえずその用意は出来た。
その間にも陣痛は襲い掛かってくるが、大きな陣痛を逃してすぐ、ヒラリとベッドから降り、自分の中での最速でトイレに駆け込む。

尾篭な話で申し訳ないが、あのへんの具合を必死で調整したところ、なんとか「小」を排出することがああああっ陣痛が!!「ハァ〜ア〜ア〜ア〜ア〜・・・・・・(涙)」と呼吸法をやってみる・・・。

ふだんから洋式トイレを使い慣れたオラとしては、あの姿勢をとると自然にほれ、「大」をするようにいきみたくなってしまうのだ。いきみを逃そうったってそう簡単にはいかない。だがここでうっかりいきんでしまって、大事なぷくたんをトイレの中に落としてしまっては大変だ。不覚にも涙が出てきたほど苦しかったが、なんとか陣痛を乗り切った。

トイレの中から呼吸法の声が聞こえてきて、相棒が心配して「陣痛来ちゃったの?大丈夫?」とドアの外から声を掛けてくれる。オラはドアをあけて外に出つつ、

「来・・・来た・・・ご ごめ 流すに流せない ああああぁぁ・・・」

もう、恥も外聞も、洒落も色恋もない(笑)。少し後ろの位置にあった水を流すレバーに手を伸ばす余裕などもうないのだ。そのままトイレは相棒に任せ、オラはよろよろとドアを出るなり馬に飛び乗った。

うーん・・・確かに、子宮からお尻にがんがん来る圧迫感を、馬の背にあたる座面が押し返してくれて、その部分は楽な感じがする・・・。だけど、手でつかむ部分がバイクのハンドル風になっているので、疲れきったオラの上半身をもたせかけると、当たったところが痛くてならぬ。けれども陣痛も次々襲ってくるので、降りるに降りられず、馬に乗ったまま頑張り続ける。相棒は馬の後ろにイスを置いてそれに座って腰をさすってくれている。まるで二人乗りである。

そうこうしているうちに朝食が来た。もう8時?朝ごはんなど食べる余裕はないが、C助産士さんが「せめてこのジョアだけでも飲んで〜。なんでも喉を通るものがあったら食べて。甘いもので力を付けて・・・」と声を掛けてくれたので、とりあえず馬に乗ったまま朝食についてきたジョアを一気飲みする(早くしないとまた痛くなるのだ)。だけど他のものは一切食べられなかった。

結局その馬もあまり具合がよくなく、相棒に助けを求めてベッドに戻らせてもらった。どうやって戻ったのか記憶がないところをみると、おそらくヒラリヒラリとすばやくやったのだろう・・・。

そこに山形ダディ&ママンがやってきた。まだ電話はしていないが、朝を待ちかねて来てくれたのだ。

「相棒君も朝ごはん食べなさい。はいむは朝ごはん食べられないの?じゃあこの朝ごはんを相棒君が食べなさい。足りないといけないから売店でなにか買ってくるわ」
「あ、すいません。じゃあなんでもいいですから、お願いします。あと、はいむの飲み物・・・なにか甘いジュースとお茶を・・・」
「OK、OK。じゃあちょっとまっててね」

待て!!!相棒がご飯を食べている間、誰もオラの腰をさすってくれる人がいなくなるではないか!!!

「待って〜!!お願い〜!!誰か腰さすって!!早く〜お願い〜!!」

オラの必死の叫びに相棒もママンも吹き出しながら、ママンがさすってくれることになった。

「でもさするの自信ないのよねえ。相棒君の方が上手なんじゃない?」
「いや、ママンがいい!!」

・・・ごめん、相棒よ、そうじゃないのよ。痛くて痛くて言葉足らずだったの。
さするのは相棒の方が上手なんだけど、指圧のような押し方はママンの方が上手。
どっちでもいいから、相棒がご飯食べるならママンがさすってくれればいいのよ。と言いたかったのだけど長々と説明していられなかったのだ。一見褒められたかに聞こえるママンも、相棒に気を遣って居心地悪かったに違いない。

朝食事件も収まり、あとはとにかく陣痛に耐えるだけである・・・。いつまで続くんだ、この苦しみは・・・。
痛いの痛くないのって、お腹はひきつりよじれるように痛いし、腰は割れるように痛い。骨盤がギリギリ音を立ててるように感じる。

もう今となっては何時頃に内診をしたのか覚えてないが、いつまでたっても、何回みてもらっても、子宮口は「3センチ」から先に進まなかったのは、くっきり覚えてる。

助産士さんも交替し、D助産士さんが挨拶に来てくれた。

「ここから担当させていただきますDです。私の担当中になんとか産みましょう!一緒に頑張りましょうね!」

・・・か、可愛い。こんなことを言っては申し訳ないのだけど、オラは可愛い女の子に弱いのだ。鬼瓦のようなオラの形相も少しは緩んだだろうか?

「はい、もう一刻も早く産みたいです・・・よろしくお願いします・・・!」

内診してもらったところ、まだ5センチくらいだという・・・。

「そうですね〜まだまだですね・・・。じゃあ、陣痛が1分間隔になるか、破水したら、ナースコールで教えてくださいね」

・・・そうですかそうですか・・・やっぱり頑張るしかないんですね・・・。



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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
怖いです〜(涙)
私、子供産めません。。。
でも、辛いからって、途中で止められるものではないから、生むしかない。最後まで頑張って、乗り越えるから、母は強し。なんですね・・・。
母に、生んでくれてありがとうと言いたいです。
(恥ずかしくて言えないけど。)
今から、4話読みます!!気合入れて。
パン日記
2005/06/11 17:24
ふーまだ生まれてこないのねー。
辛いねー。
痛かったねー。
頑張ってるねー。
にーに
2005/06/11 18:35
ごめんなさい。思わず笑っちゃいましたm(_ _;)m !!
トイレに駆け込むシーンが目に浮かんじゃって。
でも、当人にとってはそれどころじゃないですよね。
でも、はいむさん、文章上手すぎ!
もう目に浮かんじゃいます。(いや変な意味ではなく…)
K
2005/06/12 03:24
どうしてもはいむさんが、木馬にまたがってゆ〜らゆ〜らしている姿を想像してしまって、笑いが止まりません。
では肩を震わせたまま続きを読ませていただきます。
あらまき鮭
2005/06/12 16:39
こ、これは悪いけど、笑える。
本人がいたって真面目なだけに可笑しさ倍増!
私もあの陣痛の強さをはかる機械を見ながら
夫と助産士さんがしてた会話が忘れられないよ。
助産士さん「ほら、波がこうなってる今が、陣痛がきているわけですよ」
夫「あー、なるほどねー。要するに今、痛いんですかね?」
助産士さん「そういうことですねー。」
夫「はー、わかりやすいですねー。」
って、おいおい!
ふたりとも画面を見ながら話し込んでる場合じゃないよっ!
痛がってるかどうかは目の前のこの妻を見れば判るでしょっ!
ってなカンジで、わたしにとってあの機械は痛い痛い思い出なのです。
それにしても、世の中のおかあさんはみーんな
大変な思いをしておかあさんになってるんだねえ。すごいねえ。
summer
2005/06/13 17:13
パン日記さん また怖がらせてしまってごめんなさい(笑)でもちゃんと注意書きをしましたのでお許しを♪
あ、パン日記さんの今回のコメントに出てきたあるキーワード、そのうち出産記の中出てくるんです。いつ出てくるのかはオラの指次第なので予告ができないのですが・・・お楽しみに!
お母様に・・いつか、ありがとうって言ってあげて下さいね!ぷくたんが将来オラにそう言ってくれたら、号泣しちゃいそうです(^^)きっとお母様喜びますよ。
はいむ
2005/06/14 09:27
にーにさん はいーまだまだ生まれません。まだまだです(笑)
ほんとにあのときは辛かったです。痛かったです。
でも頑張ってよかった・・・。
あとで考えると陣痛より産後の方が辛かったのですが、陣痛で頑張ってるオラにタイムマシンで遡って「産後の方が辛いのよ」って教えてあげたら・・・絶対産むのを途中で放棄してたと思うので、あの時のオラ、知らなくてよかったと思います(笑)ははは。
はいむ
2005/06/14 09:29
Kさん 受けていただいて嬉しいです(笑)どうせ読んでいただくなら楽しんでいただけた方が本望です♪(ついでに文まで褒めていただけて光栄の至りです〜)
目に浮かんだシーンは、心の奥底にとっといてくださいね(笑)。たのんます。
はいむ
2005/06/14 09:31
あらまき鮭さん あはは オラも今思い出して、その時の自分の必死さとその光景のギャップに笑えてしょうがありません(笑)。よかった、怖いばかりじゃなくて楽しんでいただけて!そろそろ生まれるところまで到達したいんだけど、次回更新で生まれるかしら?どーかしら。
はいむ
2005/06/14 09:32
summerさん ありがとう〜!でしょでしょ(笑)あらまき鮭さんにも書いたけど、今思い出しても、あの時の自分の限界の必死さと、それを無責任に客観視したときの光景のギャップが楽しくて、こうして書くのも楽しいです。
ところで・・・summerさんの出産の時はそんなドラマがあったのね(笑)わかるわかる、オラも「陣痛来そうなのはオラの様子でわかるじゃろうが!」と思ったよ〜。summerさんのだんな様のお顔まで思い浮かべて笑っちゃいました。
しかし出産ってすごいね。summerさんもオラもまだ1回しか体験してないけど、あれを何度も体験して、その上、その後は育児をダブルトリプル・・・でこなすなんて、すごいよね。昔は電気製品もなかったのに子沢山だったりしたし。世のお母さんおばあちゃん、尊敬致します・・・。
はいむ
2005/06/14 09:37

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