オラの日常

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zoom RSS オラの出産記【2】(長文&連載(笑))

<<   作成日時 : 2005/06/09 15:50   >>

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3日ほど前に「ベビースリング」という抱っこヒモを買ったところ、ぷくたんが寝る寝る寝る・・・。ああ、出産前から買っておけば良かった。すばらしいです、スリング。
おっぱい飲んで、遊んであげて、ご機嫌が斜めになったらスリングに入れるともうグーグー寝て・・・その繰り返しで、ようやく「赤ちゃんはお昼寝をするもの」という生活に近づいてきました。布団に下ろすと相変わらずよみがえるので、眠ってる間はスリング装着しっぱなし状態です(笑)。スリングについては、そのうち詳しくブログに報告しようと思います。

ほんと気持ち良さそうに眠るんだなあ・・・。おかげで、今日も更新できました。
ごめんよぷくたん。(ま、キモチイイのなら、いいのか・・・)

***

陣痛室に入ると、そこは聞いていた通り、明るくて広くて快適な一人部屋。この病院は陣痛室は一人で使用するようになっているので、他の妊婦さんに気を遣うことなく安心してウンウン唸れるようになっている。
一人掛けと三人掛けのソファがあり家族もゆったり付き添えるし、バストイレ完備、本人用ベッドが1台、陣痛こらえ用の馬(?)が1台、ドアはかなり防音性が高く、室内の唸り声は廊下にはあまり聞こえないようだ。
その奥が分娩室らしい。

陣痛室の前は新生児室で、生まれたばかりの赤ちゃん達がいる。そこを通り過ぎるといやおうなくワクワク感も高まろうというもの。

ベッドにはさっそく貸しパジャマが置いてあり、それを着て横たわるように案内された。
着替えるときに山形ママンが「そうだ、大きなお腹を最後の最後に撮影しておこうよ!」と提案してくれ、助産士さんが席を外している間に大急ぎで撮影。思い切って、生ハラをさらして撮影してみた。
(あとで見たところ、すごい大きさだった!当時腹囲は99センチ)

家族はソファに座って、当座使うもの(痛みこらえ用のマッサージグッズ、飲み物、タオル類)を広げ、様子を見守る。
オラは相棒から誕生日にもらった陣痛頑張れMDをセットし、BGMをかけ、ベッドに横たわった。

それからA助産士さんの問診を受ける。家族構成から自宅(東京)の住所や緊急連絡先などを確認。オラはフトコロにしのばせたバースプランをお渡しし、力強く了解をもらってホッとする。
それから内診があった。

「うーん、指1本分開いてるくらいかな。でも頭は下がってきてます。私の担当時間中には生まれないかな・・・?まずは頑張りましょうね!余裕があればここを出て廊下とか売店を歩き回っていいのよ。いい陣痛をつけましょう」という内容を山形弁で励ましてくれ、嬉しくなった。

もう、出産以外にやるべきことはなくなった。あとは集中して頑張るだけだ。

山形ダディは、甥っ子ママが会社にでかける前に家に戻って甥っ子達を預からなければならないので、ここで帰宅。オラはママンと残って頑張りはじめたのだった。

朝8時15分、オラはもう入院患者として扱われているので、朝ごはんが出た。まだ余裕があるので、力を蓄えるべく全部平らげる。

食べ終わってしばらくして・・・。
なんだか陣痛が間遠になっていく。10分間隔から12分間隔、15分間隔になり、12〜15分の間から縮まらない。痛いことは痛いんだけど、どうも痛みの迫力がなくなってきた・・・。まさか前駆陣痛(陣痛の練習版みたいなもの)だったのかな・・・?
大騒ぎして入院したのになんたること。相棒だって気を揉んでいることだろう。

A助産士さんが再び登場し「なんだか、遠ざかっちゃったね〜(笑)リラックスするためにも一般の病室に移りましょうか」
とうとうお昼前に、陣痛室から一般病室に移されてしまった(涙)。本陣痛だとしてもまだまだ時間がかかるだろうからということである。
く〜〜。不甲斐なや。お昼ごはんが出て、悔しいことに余裕で全部食べられた。
山形ママンもいったん自宅に戻り、陣痛がついたらまた来てくれることになった。寂しい・・・。

病院の構造は、ナースステーションと吹き抜けの空間を廊下が囲み、その周りに病室が配置されている。オラはその廊下をぐるぐると何周も歩き回り、よい陣痛をつけるために運動したのだった。

15分間隔ほどで来る痛みを逃しつつ必死の形相で3時間以上も早歩きしていると、ナースステーションの中に、前に1度だけ診察していただいたB先生が見えた。若くて明るく優しく、親しみが持てる先生・・・なので、オラは気軽に声を掛けてしまった。

「先生!ご無沙汰してます〜。陣痛が弱いので歩き回って運動してます・・・(^^;」
「聞いたよ(笑)遠ざかっちゃったんだって?まだ余裕の表情だね〜。まだ生まれないかな?」
「うーん、今日の夜相棒が駆けつけてくれるはずなので、この週末で産めれば、立会いに間に合うんですけど・・・無理かもしれないですね〜」
「おっ、東京から旦那さんが来るのか〜、間に合うといいね!いっちょ内診してみる?」
「はい、はい、はい!お願いします〜!」

ナースステーションの中には内診台もちゃんとあり、そこに通されて、いきなり内診してもらってしまった。

「うーん、やっぱ指1本分だねえ・・・じゃ、ちょっと刺激しますよ。痛いかな?」
ぐりぐりぐり!!
「いでででで・・・(涙)」
「それじゃ、お大事に♪ 陣痛つくといいね〜」

というわけで、先生のゴールドフィンガーでなにやらぐりぐりと刺激してもらったのだ。
すると!霊験アラタカにも、その直後から痛みは迫力を増し、8分間隔で陣痛が来るようになった。
時々10分を超えることもあるけれど、この痛みは本物だっ。(とその時は思った)

しばらくして夕ごはんが出たので、この頃にはだいぶ余裕もなくなっていたが、いよいよ本番に際して無理してでも全部食べるべく、一生懸命食べる。
山形ママンも再登場し、痛みを逃すため、腰をさすってくれた。

21時頃、もう一度、わりと多めの出血でおしるしがあった。相変わらず8分間隔だけど、看護士さんに報告。

「うーん、陣痛室はすぐそこだから、3分間隔になるまでここでがんばって!」

まあ個室なのでうんうん唸っていても誰にも迷惑はかからない。山形ママンに腰をさすってもらいながら、陣痛の来た時刻を記録し続ける。

21時半、相棒が山形駅に着いたという連絡が入った!嬉しい!(^-^)
山形ダディが迎えに行ってくれるというので、スーツで立会い出産もナニだろうと思い「悪いけど一回自宅に寄って、相棒を普段着に着替えさせてあげてね」と頼んだ。
普段着に着替えた相棒が病院に到着したのは22時。休むヒマもなくオラの腰をさする係に任命され、時刻を記録しながら必死でサポートしてくれた。感謝感謝!

付き添いは相棒に任せ、送ってくれたダディと、それまで付き添ってくれたママンが、連れ立って自宅に戻ることになった。いよいよとなったらまた電話で呼び出すことになる。

さて・・・周囲の状況はいつ出産してもいい状態なのに、相変わらず7分間隔から縮まらないオラの陣痛・・・痛みはかなり激しく、「オラの陣痛はハラタイプ」どころではなく、ハラも腰も燃えるように痛い!痛い痛い痛い!

ベッドに横たわり、陣痛が来ると「来た!」と叫び、相棒はイスから立ち上がって腰をさする。
陣痛がおさまると、二人とも脱力して居眠りし、また陣痛が来ると慌てて構えるのが続いた。
出張からとんぼ返りで山形に来て疲れきっているであろう相棒には気の毒だけど、かまっていられないのだ。

ところで。
お産といえば「ヒッヒッフー」の呼吸法が有名だ。母親学級でも練習させられる。
オラも産気づいたらヒッヒッフーでいきみを逃してコントロールし、子宮口が全開するまで耐え、おマタさんが破けることなく出産を迎えようと張り切っていた。
けれど、いよいよ「ヒッヒッフー」をやってみたところ、オラの場合、痛みが増してしまい全然いきみ逃しができないのだ。逆に力が入ってしまい、過呼吸まで起こしそうだ。
結局、「ハァ〜ア〜ア〜ア〜ア〜」と息が続く限り小さく声を出しながら息を吐き続けるのが一番楽なことに気づき、相棒がさすってくれる手の動きに合わせて「ハァ〜ア〜ア〜ア〜ア〜」とリズムをつけながら唸り続けることになったのだった。

また、この「腰をさする」というお手伝いだが、この手が止まると痛み倍増!というかその手があれば痛み半減なのだ。オラにとってはすごい効き目だった。人によっては「お尻を押してもらう」「背中を叩いてもらう」などの方が効くようだけど、とにかく重要なのは「手伝ってくれる人がいる」ということ!
これから出産を考えている人はぜひ一人でも多くのサポーターを確保してくだされ。なにしろ山形ママン&相棒が陣痛中に手を止めると、オラから「止めないでっ お願いっ 早く〜〜!」と叱咤され、指紋がなくなるほど腰をさすってもらったのだ。ありがたや、ありがたや。

さて、陣痛が強くなってから約6時間が過ぎ、夜中0時を回って4月8日になった頃、ようやく5分間隔くらいで陣痛が来るようになった。1時間に10回くらいずつ悶絶するわけだ・・・。時間が過ぎるのが長いこと長いこと。

「ねえっ まだ5分だから陣痛室行けないよね(涙)看護婦さんに言ってもしょうがないよね(涙)」
「うーん、3分間隔って言われたもんね・・・」
「そうだよね、夜中だし、看護婦さん呼んでも迷惑だよね(涙)あ゛あ゛あ゛ぐるじい でもがんばる〜」

今になって思えば、陣痛室に移動したからといって早く生まれるわけないのに、どうしてあんなに陣痛室に行きたかったのやら。でもそのぐらい苦しいのだ。痛いのだ。一歩でも先に進んだという証拠が欲しかったのだ。

あの下痢と勘違いした陣痛が始まってから24時間が過ぎ、2時を回った。この頃から急にピッチが早くなり、3分、2分間隔で陣痛が来るようになった!痛み具合も「ファイヤー!」という感じで、もうどこが痛いのか全然分からない。とにかく痛い。
ナースコールを押し、報告する。看護士さんが来てくれた。

「うん、よくがんばったね!じゃ、陣痛室行きましょう。歩ける?」

え゛。歩くって、オラが??「ご冗談を」と思ったが、看護士さんは笑顔でオラがベッドから降りるのを待っている。「歩ける?」というのは疑問形ではなく、命令形だったのだ!

やけくその心境でベッドから降り、相棒の手を借りて、手すりにすがって、ノロノロ歩く。オラの個室は病棟の端、陣痛室は逆の端・・・途中で襲い掛かる陣痛は「ハァ〜ア〜ア〜ア〜ア〜」で逃しつつ、オラの形相は鬼瓦のようになっていたことだろう。




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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
読了!! あー、力 入ったー(ふーっと一息) さあ、次こそ・・
レイコサウルス
2005/06/09 16:32
鬼瓦…。その二文字がすべてを物語っている。
ここまで具体的に聞いたことは無かったので、想像すると目がまわりそうです。
続きが気になる、けどちょっと怖い。。。
頑張れ!はいむさん!!
パン日記
2005/06/09 21:16
慣れてきたら、眠った赤ちゃんをスリングにいれたまま、ベッド(あるいは布団)にそーっと下ろしてみてください。赤ちゃんの背中がベッドに着地したら、しばらくそのままの姿勢(前かがみ)で耐えます。そして、頃合を見計らい自分だけスリングの輪から抜け出します。これでお母さんも自由の身!!
m@すくすく日記
2005/06/09 22:11
前の記事より余裕がなくなってきている感じ。
こっちも手に汗握ります。
だんなさんの苦労もわかります。
ぷくたんは旦那さんが来るのを待っていたのかも知れませんねー。
初の親孝行かな。
にーに
2005/06/09 22:43
リアルな文章にいっきに読破!!
苦しんでいるはいむさん、楽しんでいるはいむさん、妙に冷静なはいむさんが見えるようで、ぎゅっと力が入ったり、笑ったりでした。
続きが気になるぅぅ
将来、ぷくたんにも読ませるべし。
あらまき鮭
2005/06/10 09:37
レイコサウルスさん 読了ありがとうございます!嬉しい♪
オラも自分で書いてて力はいっちゃいました(笑)。次こそ?生まれるでしょうか?書き溜めた分がなくなっちゃったので、またちくちく書き溜めてアップしますね。次回ブログで生まれるかどうかは、オラの指次第です〜。
はいむ
2005/06/10 11:17
パン日記さん 怖がらせちゃってごめんなさい〜!でもほんとその痛みは忘れるんですよ。オラ、僭越にも自分はわりと記憶力はいいほうだと思ってたのですが(笑)、やっぱり忘れてるんです!産後の苦しかったことは覚えてるのですが、陣痛は忘れかけてます。
ちなみに、記憶力がいいのは「ヘンなことだけ」で、うっかりミス、出がけの忘れ物、出そうと思った郵便を家に持ち帰る・・・その他、日常茶飯事です(笑)。
ホタルの写真、楽しみにしていますね!素敵なところにお住まいなんですね〜。
はいむ
2005/06/10 11:20
m@すくすく日記さん はじめまして!コメントありがとうございます(^-^)
そ・・・それがですね、ぷくの場合、布団に下ろした時は眠っているのです。そしてくうくうと気持ちよく寝息を立て、寝言まで言ったりして、15分くらいすると「ぱっちり」目を開けて、晴々とした顔してるんです。大人でもちょっとうたた寝するとスッキリする、みたいな感じで・・・。
でも、スリングに入れっぱなし(または抱っこしっぱなし)だと、2時間くらい寝ることもあって・・・。
・・・それでも、オラは希望を捨ててません。きっと3ヶ月か4ヶ月になって睡眠じたいが深くなったら、きっとm@すくすく日記さんの書いてくださった方法でオラは自由の身になれると信じて待ってますよ〜!
いま、ブログにお邪魔したのですが、美味しそうなお弁当がたくさん!少々てっちゃん気味のオラにも楽しめる電車ネタもあって・・・またお邪魔しますね♪
はいむ
2005/06/10 11:25
にーにさん ご明察で、だんだん余裕なくなってきてます。不思議なもので、身体の方は余裕がなくても頭の中では冷静に観察してたりして・・・(嗚呼いまオラの顔は鬼瓦になってるう、とか・・・)。相棒も、待っててくれてありがとうってぷくたんに言ってました!少々待ちすぎでしたが(笑)でも立ち会えてよかったですものね。書き溜めた文章がなくなってしまったので、これからまたちくちく書き溜めてアップしますね。
はいむ
2005/06/10 11:28
あらまき鮭さん ありがとう〜臨場感あった?(笑) でもここから先は自分が必死で記憶もあいまいだったりして、思い出すのが大変!書き溜めた文章がなくなったので次回は少しお待ちくだされ。(続きを気にしてくれる人がいると書くのも楽しいのです!)
将来、ぷくたん読んでくれるかな?それまでブログという文化は残ってるのかしら・・・・(笑)
はいむ
2005/06/10 11:30
な、なんかちょっとPCあけなかったら、いつの間にこんなに『出産記』が………!
しかし、思わず手に汗握っちゃいますね!
わたしも一緒にやりましたよ、「ヒーヒーフー」って!
ああ、思い出してきた、あの緊張感!
じゃ、次読むのでこれくらいで。
K
2005/06/12 03:19
Kさん はい、時間ができたときに一気打ちこみで(笑)だからペース早い時は早くて、時間が無い時は徹底的に時間が無いので遅くて(笑)。
Kさんの奥様はヒーヒーフーできたんですね。なんかいいなあ、オラもやってみたかったのに・・・。
はいむ
2005/06/13 20:15

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オラの出産記【2】(長文&連載(笑))   オラの日常/BIGLOBEウェブリブログ
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